みさかくんの日記

はてな市民の日常

戦争のための言い分

根本的に、世界に向かってうってでるための大義名分が必要です。

それは、例えば、古くは豊臣秀吉の考えたことにも通じるでしょう。

しかし、明治以降は、西洋のものの考え方にも通用する哲学でなければなりませんでした。

問題提起に対する回答は、安岡正篤氏の行動のなかにヒントを得ることが出来ます。氏は、朝鮮半島の人々、中国大陸の人々とも交流しました。東洋の原理が仁心の延長上にあるからには、このことが世界に適用可能な行動原理としての倫理となるに相違ないと考えたのです。

同時にこの倫理は、武人の倫理でもなければなりませんでした。王陽明の哲学にその根拠を見出し、実践を図りました。

あと、ここに欠落しているものは何であったでしょう。それは、近代の超克の方法でした。近代の在り方を超越しなくてはならないのです。この条件に関する考察には、いまだに回答が得られていません。