2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
夢に無用の想念を邪気を散りばめました。 それが可能な限りの詩語の機能の発現であったとしたら、内言の性質の解明に役立つ事例を一つ提供したことになります。 ヴァレリーの表現を借りれば、「研究室で終わる」類の解明を俟つ価値を持っていることになりま…
チュッチェフです。外交官にして詩人。クローデルのロシア版のようなものです。
誰かヴァレリーにロートレアモンの感想を尋ねています。 そして、良くは知らない。ちょうどそのころランボーに出会っていたから、という答えを得ています。
「マラルメはわかったって感じがしない。」ここが明晰な表現の出どころです。
詩法に秘密はありません。 しかし、難解なあるいは曖昧な意味のものはあります。 創作手法の意識が近代詩の特徴です。 手法の構築で力尽きても、本望ではないでしょうか。 詩人ならば。
近代詩の作詩については、どうしてもポー全集を一読する必要があります。 構成の原理として逆向きに作ることを心掛けたという『大鴉』の詩。 多少のてらいはありましょうが、ここに文学理論の萌芽の一つがあることは否定できません。
先日20年ぶりに先輩と会って意見交換しました。そこで、20年前と今回の議論の内容を公開したところ、反響がありました。世の中の方は変わっていません。わたしたちは、当時すでにそれぞれの立場で、いわば全力疾走していたのであって、それはこの歳月の間維…
キリスト教にあるもの、キリスト教にはあるものと言ってもよいでしょう。それが如何なる性質のものであるかは、キリスト教徒以外の立場の人々には関心のないことでしょう。したがって多くを語る必要がありません。
これは創作理論の一種です。 独特の体系性がありますが、厳密な構成ではありません。