みさかくんの日記

はてな市民の日常

チェロの音(2012-2-18)

アンナー・ビルスマとマルコム・ビルソンで、ベートーヴェンチェロソナタを聴いていました。

古楽器による演奏の録音で、淡泊で雜味がなく、音の伸びと沈降とは明らかに演奏者の技術によるものでした。

特にビルスマは、バッハ無伴奏での思案しながらの散歩のスタイルが、やはりベートーヴェンでも出た、という感じがしました。

カザルス、シュタルケルロストロポーヴィチに続いて、ビルスマは不滅の奏者であると言えるでしょう。


以上の見解は、今も変わっていません。チェロの響きを父はとても好んでいました。そんなことを思い出します。