みさかくんの日記

はてな市民の日常

音楽

ロシアの合唱録音

部分的に、発音がききとれません。ということは、初見のものだと意味不明の箇所があります。

ゲンリヒ・ネイガウスのショパン即興曲

ショパン弾きであり、ショパンの解釈者であって、このひとがソビエトで教壇に立っていたことにより、上質の実例としての音を学生たちは聴く事ができました。 残された録音もゆたかな音色に満ちています。

チェロの音の解析は

アンナー・ビルスマの2回にわたるバッハ無伴奏の聴き取りから始まりました。前世紀のことです。

ヤーノシュ・シュタルケルのバッハ無伴奏

いい音です。こたえられません。結局カザルス、シュタルケル、ロストロポーヴィチ、ビルスマ、グートマン、堤剛氏、藤原真理氏、長谷川陽子氏、といった聞きなれている音に回帰するのです。 なんだか、LP時代の音とCDの音が異なるようにも思います。

リヒテル、スヴェトラーノフ指揮ソヴィエト国立交響楽団によるショパン協奏曲第2番

この曲は、かつてフランソワのモノクロ演奏映像を視聴して、すっかり魅了されました。 ここでは、リヒテルが、強い打鍵で牽引します。もちろんリスト協奏曲の場合とは異なります。そして、美しいメロディーラインは、別途活かしています。この使い分けが凄い…

深夜に流れるレオニード・コーガンの音

数年前、フジコ・ヘミング氏との共演で指揮者としてパヴェル・コーガン氏が来日されましたが、氏の父上がレオニード・コーガンです。ソビエト当時の楽壇で、ピアノはエミール・ギレリス、ヴァイオリンはレオニード・コーガンがいわゆる国際派の立場を維持し…

フルトヴェングラーの思念

ウィーンフィル100年の記念講演で、「高次の意味における芸術的訓練は何であるか」と題を立てています。 このことは、バラバラに存在していたもろもろの音楽的課題を統一するチカラを持つように思います。 普段は、そのような「統合」などということは、わた…

マリオス・パパドプーロス

セザール・フランク集です。1991年メリディアン・レーベル。フーガの形式の持つ意味が感じられませんので、むしろ演奏の勢いは、奏者の任意の設定に依存するのでしょう。「前奏曲、コラールとフーガ」はおおむね思弁的で、ただフーガが派手になりました。急…

ロザリン・テューレックによるメンデルスゾーン、シューベルト

無言歌集より、と楽興の時です。 穏当に、しかし内省にあたる推移が音楽の世界にあることを強調しています。もともとそれぞれの曲がそうであるのに、それを演奏家が説き直しています。

音と受容と

川崎の文学堂で、むかし、自己啓発のための書籍や雑誌を読んでいて、これは二度とこのジャンルには関わるべきではない、と考えました。 以来、今にいたるまで、そのとおりです。

タワーレコードでの右往左往

CDのガイドブックを持ってタワーレコードに向かいました。少し基準が古かったので、店頭には欲しかったものの一割しかありませんでした。でも満足です。探している最中が一番楽しいかも知れません。

生活の中の広い範囲をうたに

生活の中の広い範囲をうたに、つまり歌詞あるいは詩に変えることを、実際にやってみせたことで、日本のフォークやロックの歌手が果たした役割は大きいと思います。

薬師丸ひろ子さんの歌

私はあまり薬師丸氏の映画をみていませんでした。 それで、どちらかというと、彼女は「歌手」だったのです。 あの80年代の時期に、記憶の底に染み込む歌声を提供してくれました。

オペラの要素

河上さんは、モーツァルトのオペラの一節を口ずさんでいました。私はリートをそうすることがありますが、オペラはあまり知りません。

ミュージカル

ミュージカルはあまり観ません。そして、映画のミュージカルものもそうです。

ディズニー『ファンタジア』

いつみても、美しく楽しいものです。 ストコフスキーのノンタクトの指揮が鮮やかです。

最初はなにか

おもちゃのシンフォニーです。わたしが5つの頃祖父が亡くなりました。葬式に父と二人で車で向かう途中に、ラジオで音楽番組をやっていました。「おもちゃのシンフォニーは、いままで、モーツァルトが作ったと思われていましたが、彼の父親のレオポルト・モ…

観客3人のコンサート

高校生の頃、フォーク・デュオを組んでいました。あるときのコンサートは観客3人でした。身内もいたので「3」人とカウントしていいかどうかわかりませんが。もう、いやになるといったって、これほどやんなっちゃうことはないですよ。

チェロの音

幼い頃に聞いた音に影響されているでしょう。それは、ロストロポーヴィチとリヒテルによるベートーヴェン・ソナタでした。けれども意識して大きな弦楽器に関心をもったきっかけは、ゲーリー・カー氏のコントラバスによるスティングのテーマだったでしょう。…

今夜は、

アンナー・ビルスマとマルコム・ビルソンで、ベートーヴェンのチェロソナタを聴いていました。古楽器による演奏の録音で、淡泊で雜味がなく、音の伸びと沈降とは明らかに演奏者の技術によるものでした。特にビルスマは、バッハ無伴奏での思案しながらの散歩…